RTPatch Embedded for Windows CE
概 要

RTPatch for Windows Embedded(旧製品名:RTPatch for Windows CE) は、一般的でかつ非常に信頼性の高い RTPatch for Windows をベースとし、RTPatch のパワーを組込製品の市場へと参入させるものです。今日の組込デバイスは、かつてないほど複雑です。組込アプリケーションの開発者たちは、顧客からの強い要望に基づいてコンスタントにコードの改良や微調整を重ね、刻々と変化する市場のニーズに対応しています。RTPatch for Windows Embedded は、迅速で帯域幅を節約するアップデートを提供することで、開発者が顧客の期待に勝る働きを示すことを可能にします。

ユーザや組込アプリケーションは、大きなアップデートをダウンロードしたりデバイスへ転送したりするのに時間をかけてはいられません。RTPatch for Windows Embedded を使用すれば、変更点だけをソフトウェアに適用してアップデートし、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。


この項で取り扱う項目

   パッチ ファイルの作成
   RTPatch Build 機能の要約
   インターフェース オプション


パッチ ファイルの作成

Windows Embedded (Windows CE, Pocket PC, XP Embedded) 用のパッチ ファイルは、Windows 9x/Me または Windows NT が動作する Win32 開発マシン上で作成します (16 ビット環境および DOS 環境でも作成可能)。

RTPatch Build は、新旧のシステムを比較します。システムは 1 つのファイルでも、ハード ディスクの複数のディレクトリに散在する複数のファイルでもかまいません。Patch Build はこの 2 つのシステムを分析して、変更、削除、追加、名前変更のあったファイルを特定します。続いて、古いシステムを新しいシステムに変換するために必要な変更内容を含むパッチ ファイルを作成します。

Patch Build はまた、パッチ ファイルが古いシステムに適用されたときに発生する変更内容をまとめたドキュメンテーション ファイルを作成します。このファイルには、各ファイルのパッチング ステータス (変更、削除、追加、名前変更のどれが行われるか) を指定したファイル一覧が含まれています。このファイルを参照して、パッチの適用によって正しいファイルが影響を受けたかどうかを確認できます。Patch Build は強力で豊富な機能を持ち、100 個以上の Build コマンドが提供されています。一般的な BUILD スクリプトでは 4〜7 個のコマンドが使われますが、これは Patch Build Wizard インターフェースを使って自動的に生成することができます。従来の RTPatch コマンド ライン インターフェースも使用可能で、カスタム パッチの作成をより簡単、より効果的なものにするために欠かせない特殊コマンドも含まれています。

Windows NT コンソール アプリケーションである Patch Build は、Win32 API を最大限に利用して、パッチ作成を迅速に行い、小さなサイズのパッチ ファイルを作成します。
Buildエンジンの対応プラットフォームは以下になります。

  • Windows 95/98
  • Windows Me
  • Windows NT
  • Windows 2000
  • Windows XP
  • Windows 2003


機能の要約

RTPatch は、Pocket Soft の社内アップデート ツールとしてスタートしました。1992 年の商用リリース以来、文字通り何億もの RTPatch 製のパッチ ファイルが適用されてきました。これは、他の追随を許さない実績です。その結果、RTPatch は極めつけの品質、すなわち「信頼性」を提供することとなりました。RTPatch は、信頼性を超え、広く普及することによってのみ達成される「有用性」も提供いたします。有用性を可能にするのは、具体的な実際のニーズに対応するために備えられた非常に豊富な機能セットで、その多くは RTPatch のユーザから提案されたものです。RTPatch for Windows Embedded は、このような品質をすべて兼ね備え、これらを組込製品の市場へもたらします。RTPatch for Windows Embedded は、これまでの製品同様非常に豊富な機能セットを備え、同じ作成アルゴリズムを使用し、作成したパッチ ファイルは開発者が RTPatch に寄せる期待どおりの高い信頼性を有しています。その機能の一部を次にご紹介します。

  • ファイルの範囲を無視します。
  • 古いバージョンのバイト範囲を、新しいバージョンでも保持します。
  • 欠落しているファイルを無視します。
  • 1 つのパッチでシステムの複数バージョンをアップデートします。
  • 電源が落ちた場合でも、障害から復旧可能です。データが破壊されることはありません。
  • 1 つのパッチで複数のディレクトリ ツリーをアップデートします。
  • ファイルの属性や権限をフレキシブルに処理します。
  • パッチ ファイルはパスワードで保護されます。
  • パッチ ファイルのサイズとの兼ね合いで、パッチ作成スピードを指定できます。
  • 以前のシステムを復元できるように、古いバージョンをバックアップします。
  • エラーが発生した場合、システムが部分的にパッチを適用したままにならないようにパッチ操作を取り消します。
  • 自己登録型のファイルをサポートします。
  • 共有参照カウントを扱います。
  • ファイル検索を容易にするためにレジストリを活用します。
  • レジストリ スクリプト言語を使用することによって、対象のレジストリで複雑な操作を行うことができます。
  • Apply インターフェース メッセージの管理によって、エンド ユーザに対して表示されるメッセージをカスタマイズできます。
  • その他多数の機能が備わっています。

 


APPLY インターフェースのオプション

RTPatch for Windows Embedded では Apply ソース コードが提供されており、特定のニーズに合わせて適用プロセスを変更することができます。適用プロセスの主なコンポーネントは、Patch Apply DLL です。提供されている API の使い方を示すために、パッチ ファイル適用を行うフロントエンド GUI のサンプルも提供されています (RTPatch for Windows をご存じの方へ: pw32gui.exe と似ています)。このフロントエンドをそのまま使用することも、必要に応じて変更することも、独自の適用インターフェースを記述することも可能です。

RTPatch for Windows Embedded は、Apply ソース コードを提供することによって、正常に移植可能なハードウェア/ソフトウェア構成に対するサポートだけでなく、アップデート プロセスを完全にカスタマイズする能力をも提供します。作業領域は、独創的なソリューションの実現のために大量の適用対象に対するパッチを作成するできるように設定されています。

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