| 概要
RTPatch for Windows は、ソフトウェアの更新処理を効果的に行う為のフル機能を装備したバイトレベルでのパッチ・システムです。RTPatch
は、特殊なニーズに対応する更新プロセスをソフトウェア開発者が実現出来るように、強力な機能を提供いたします。
RTPatch BUILDエンジンは、ソフトウェアのバージョン間をアップデートする為の、小さくて信頼できるパッケージを生成する為の世界標準です。域幅に敏感とならざるを得ない環境下では、小さいパッチ・ファイルによる更新は、理想的な道具となります。アプリケーションに自己更新機能を直接追加するAPI
も含めた、RTPatch の適用コンポーネントを通じて、多岐に渡るカスタマイズのオプションが利用可能です。直ちに実施可能な、独創的なパッチ・ファイル配布オプションがいくつもあります。加えて、現在既に使用されているファイルの配布システム上ででも、RTPatch
ファイルを配布する事は可能です。
RTPatch for Windows は、Windows インストーラに基づくインストールに対する最新のソリューションを提供いたします。現在、標準となる
RTPatch for Windows の BUILDエンジンを使用するMSP-フォーマット・パッチ・ファイルをソフトウェア開発者は作成する事が出来ます。Windows
Installer と 非 Windows Installerのパッチのニーズ全てが1つの製品上で合致します。
パッチ、配布、インターフェースのニーズがどんなものであっても、RTPatch は信頼性の高いソリューションを提供いたします。ここで説明する主な機能と合わせて、具体的なオプションについて説明した「機能の説明」もご覧ください。
※パッチ適用(Apply)はワークステーション、サーバが対象となります。
組込系Windows (Windows CE, Pocket PC, XP Embedded) には、RTPatch for Windows Embedded をご利用ください。
Information covered in this section
パッチファイルの作成
機能の要約 (BUILD)
パッチファイルの配布
Apply インターフェースのオプション
パッチファイルの保守
Windows Installer の統合
パッチファイルの作成
RTPatch Build は、新旧のシステムを比較します。システムは 1 つのファイルでも、ハード ディスクの複数のディレクトリに散在する複数のファイルでもかまいません。Patch
Build はこの 2 つのシステムを分析して、変更、削除、追加、名前変更のあったファイルを特定します。続いて、古いシステムを新しいシステムに変換するために必要な変更内容を含むパッチ
ファイルを作成します。
Patch Build はまた、パッチ ファイルが古いシステムに適用されたときに発生する変更内容をまとめたドキュメンテーション ファイルを作成します。このファイルには、各ファイルのパッチング
ステータス (変更、削除、追加、名前変更のどれが行われるか) を指定したファイル一覧が含まれています。このファイルを参照して、パッチの適用によって正しいファイルが影響を受けるかどうかを確認できます。Patch
Build は強力で豊富な機能を持ち、100 個以上の Build コマンドが提供されています。詳細は「機能の説明」をご覧下さい。
機能の要約 (BUILD)
RTPatch は、信頼性を超え、広く普及することによってのみ達成される「有用性」も提供いたします。有用性を可能にするのは、具体的な実際のニーズに対応するために備えられた豊富な機能セットであり、その多くは
RTPatch のユーザから提案されたものです。その機能の一部を次にご紹介します。
- ファイルの範囲を無視します。
- 古いバージョンのバイト範囲を、新しいバージョンでも保持します。
- 欠落しているファイルを無視します。
- 1 つのパッチでシステムの複数バージョンをアップデートします。
- 電源が落ちた場合でも、障害から復旧可能です。データが破壊されることはありません。
- 1 つのパッチで複数のディレクトリ ツリーをアップデートします。
- ファイルの属性や権限をフレキシブルに処理します。
- パッチ ファイルはパスワードで保護されます。
- パッチ ファイルのサイズとの兼ね合いで、パッチ作成スピードを指定できます。
- 以前のシステムを復元できるように、古いバージョンをバックアップします。
- エラーが発生した場合、システムが部分的にパッチを適用したままにならないようにパッチ操作を取り消します。
- バインドされた実行ファイルを扱います。
- 自己登録型ファイルをサポートします。
- 共有参照カウントを扱います。
- ファイル検索を容易にするためにレジストリまたは INI ファイルを活用します。
- レジストリ スクリプト言語を使用して、エンドユーザのレジストリで複雑な操作を行うことができます。
- Apply インターフェース メッセージの管理によって、エンド ユーザに対して表示されるメッセージをカスタマイズできます。
- その他多数の機能が備わっています。
パッチファイルの配布
次のようなオプションがあります。
- 既存の配布システムとともに RTPatch を使用する。
- Auto RTPatch
アップデートをエンド ユーザへ配布する必要がありません。Auto RTPatch が自動的に配布します。
エンド ユーザがアップデートのプロセスにどの程度関与すべきかについて指定できます。
- Auto RTPatch が「Silent Update」を行うように設定できます (アップデートのプロセスにエンド ユーザは関与しません)。
- エンドユーザに次の選択肢を与えることができます。
- アップデートしない
- すぐにアップデートする
- 後からアップデートするようにスケジュールする
- 指定された URL に移動して詳細情報を見る
- 発行者が認証済みであるかどうか確認する
その他にも次のような機能があります。
- 自己解凍型 Zip ファイルなど、RTPatch 以外の実行ファイルのアップデートにも対応しています。
- Windows NT 上のサービスとして動作させ、NT 以外のユーザがログオンしていても自動アップデートを継続できるようにすることが可能です。
- アプリケーションのコンポーネントごとに、場所 (URL) やアップデートの頻度をさまざまに設定できます。
- 異なるバージョンを 1つの RTPatch でアップデートできます。
- 有料アップデートの販売や配布を行う電子商取引機能と組み合わせることができます。
- Auto RTPatch Client DLL を使用して、インスタント アップデート機能を自分のアプリケーションに統合することができます。
- Web RTPatch
Web RTPatch の場合は、Auto RTPatch の自動通知とは異なり、エンド ユーザがお客様のサイトにアクセスすることでアップデートが開始されます。エンドユーザは、個々のニーズと好みに合わせて、アップデートを行うかどうか、いつアップデートを行うかなどを決定することができます。もちろん、両機能を組み合わせることも可能です。
有料アップデートを電子的に配布するには、Web RTPatch を既存の電子商取引機能と共にお使いください。
エンド ユーザのために、Web RTPatch はダウンロードとパッチ適用を 1 つの簡単なステップにまとめます。
開発者のために、Web RTPatch は RTPatch Pro とシームレスに統合されています。変更が簡単なコントロール ファイルや、ボイラープレート
HTML が追加で提供されています。
APPLY インターフェースのオプション
プロジェクトごとに、適切なパッチ適用方法を選択してください。多彩なオプションを組み合わせることで、お客様の特定のニーズに合ったユニークなソリューションを構築することができます。1つの方法ですべてに対応する必要はないのです。
| 自己適用型パッチ ファイルとグラフィカル・インターフェース |
自己適用型パッチ ファイルを、簡単なスクリプト言語を使って定義したグラフィカル・インターフェースと共に、エンドユーザへ送ります。
|
|
自己適用型パッチ ファイルとカスタム・グラフィカル・インターフェース
|
独自の適用インターフェース プログラムを記述してパッチ ファイルと組み合わせ、カスタム自己適用型パッチ ファイルを作成します。 |
| Web RTPatch |
Internet Explorer または Netscape を介して、ユーザを直接アップデートします。Web RTPatch を使用してお客様の
Web サイトにパッチを置いておけば、エンドユーザはクリックひとつでシステムをアップデートできます。
|
| Auto RTPatch |
エンドユーザは、自動的にアップデートを受けるか、手動でアップデートを開始します。新規リリースが入手可能になると、お客様のエンドユーザはインターネットベースのアップデートにただちにアクセスできるようになります。エンドユーザは、Auto
RTPatch によって常に最新の状態に保たれます。
|
| 柔軟なコマンド ライン インターフェース |
エンドユーザは、簡単なコマンドライン・インターフェースでコマンド・プロンプトを使用してパッチ適用を行うことができます。また、コマンドライン・インターフェースを使用して、バッチ
ファイルやシェル スクリプトからパッチを適用することもできます。 |
| RTPatch Apply DLL と、C/C++, Delphi®, InstallShield® Professional, PowerBuilder®,
VB.Net®, Visual Basic®, and Visual FoxPro® との統合方法を示すサンプル プロジェクトおよびソース コードRTPatch |
提供されている RTPatch Apply DLL を使用して、独自のインターフェースを記述します。このインターフェースをソフトウェアと共に配布し、変更ファイルのみを送信します。 |
パッチファイルの保守
RTPatch の MAINTENANCE コマンドを使用すると、パッチ適用プロセス中に、ユーザのレジストリへ情報が記録されます。この情報を後から取り出して、エラーのトラブルシューティングを行うことや、パッチがシステムに適用されたことを視覚的にエンドユーザに知らせることが可能です。
提供されているユーティリティを活用することで、お客様とお客様のユーザは、システムに適用されているすべてのパッチに関する情報へ、迅速かつ簡単にアクセスすることができます。ログの作成はマウスをクリックするだけで行うことができ、このログを後で使用したり、テクニカル
サポートの技術者に送信したりすることができます。または、パッチ適用 API を使用して、お客様のアプリケーションからログにアクセスできるようにし、この情報の表示方法を完全に制御することも可能です。
Windows Installer の統合
RTPatch for Windows は、マイクロソフト社のWindows Installer(MSI)に基づくインストレーションに対するパッチの適用を可能にしました。それはWindows
Installer からでは不可能であり、当然ながら(InstallShield Developer や Wise for Windows Installer
などの)パッチング技術やマイクロソフト社のインストレーションなどのユーティリティ・ソフトウェアからでも不可能なものでも適用可能にします。
RTPatch は、Windows Installer のインストール・ツールを使用していないアプリケーションに対するパッチのソリューションを盛り込んでいきます。
Windows Installer を利用するかに関係なく、RTPatch for Windows は1つの製品の中でソリューションを提供いたします。
|